アップデートしたFM-Aが綺麗に走ってくれるようになったので、
もう少し速度を出したいなと思いモーター慣らしに手を出しました。
今回は専用の機材は使用せずにお試しな感じで行いました。
概要
モーター慣らしは、そこそこ長い時間モーターを回し慣らすことで、
空けてすぐの状態よりもモーターの性能を上げようというものです。
モーターの寿命を減らす行為でもあるので注意が必要です。
詳細については、多くの方がブログやYoutubeなどで解説して下さっているので、
仕組みを理解するとより良いモーター慣らしが行えるようになると思います。
やり方
使用機材
- モーター(カーボンブラシ)
- FM-Aシャーシ
- ARシャーシ(正転シャーシであればどれでも可)
- ダミー電池
- エアダスター
手順
やり方は簡単で、ARシャーシで5時間ほど正転させた後に
FM-Aシャーシで同じように5時間ほど逆転させるだけです。
最後にエアダスターでモーター内部の削りカスを飛ばしてあげて完了です。
このとき、電池はネオチャンプとダミー電池を使用して1.5Vで回しました。
カーボンブラシのスプリントダッシュは低めの電圧で長めに回すのが良い
という話を見たのでこんな感じで行いました。
また、熱を持たせてしまうと磁力が弱まりトルクが抜けてしまうみたいなので、
冷蔵庫の中に入れて冷やしながら行いました。
今回は、FM-Aのモーターを作りたかったので正転⇒逆転の順で行いましたが、
正転モーターを作りたいときは順序を逆にすれば良いかと思います。
注意点
電池でモーター慣らしを行うとモーターに掛かる電圧がブレることにより、
内部でスパークが発生し軸などに傷がつくなどしてうまく慣らせない場合が
あるようです。
なので、アンチマターなどの一定の電圧を掛けられる機材を持っている場合は、
そちらを使用したほうが良いと思います。
また、冷蔵庫で冷やした場合、結露して水滴がつくことがあります。
これによって錆びてしまったりなどよろしくないことが起こる場合があるので、
ファンなど他に冷却手段がある場合は、そちらを用いたほうが良いかもしれません。
慣らし結果
選別
スプリントダッシュ5つのあけポン状態の回転数を測りました。
- 31500 rpm
- 31200 rpm (軸ブレあり?)
- 31800 rpm
- 31000 rpm
- 31000 rpm
3Vをかけたときに1、3番のモーターが少しだけ回転数が高かったので、
この2つを慣らしていきたいと思います。
慣らし
前述した方法でモーター慣らしを行いました。
1:31500 ⇒ 29500(慣らし後) ⇒ 34000(エアダスター)
3:31800 ⇒ 34000(慣らし後) ⇒ 35000(エアダスター)
どちらのモーターも回転数を上げることができました!
1番のモーターは慣らし後にジャリジャリ音が鳴るようになり回転数が落ちましたが、
エアダスターでブラシの削りカスを飛ばしてあげることで解消することができました。
他の方の慣らしを見ていると24時間ほど慣らしていたりするので、
もしかしたらより時間を掛ければもう少し回転数が上がるかもしれないです。
おわりに
思っていたよりも良い結果になって満足です。
早く実走行させてどうなるか試してみたいです。
回転数は上がってけれどもトルクが弱まったみたいなこともあるみたいなので、
そのあたりも気になりますね。
洗浄にエアダスターやユニクリーナーなどを使用してより綺麗にしたり、
軸にオイルなどをさすなど、他にもいろいろな方法があるようです。
ただ、モーターへの注油などはレギュレーション的にグレーっぽいので、
自己責任で行う形になるかと思います。